ザンギの鉄道旅行

復刻版時刻表を使って色々遊んだり、たまにリアル旅行記も書いたりしています

時刻表復刻版について

どうも!ザンギです!

今回は時刻表復刻版についてご紹介したいと思います。 このブログで私が主に使うのは時刻表復刻版1964年10月号です。

時刻表 完全復刻版 1964年10月号 (JTBのMOOK)

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感想(5件)

これは東海道新幹線が開業したときに発売された時刻表で、当時の開業当初の新幹線の様子が見て取れるんですね。

せっかくなので、開業当初の東海道新幹線を紹介すると、当時は速達タイプのひかりと、各駅タイプのこだまの2種類でのぞみはありませんでした。のぞみが設定されるのは1992年3月のダイヤ改正以降となります。時刻表では、東京駅、新大阪駅毎時0分発がひかり、毎時30分発がこだまとなっており、東京~新大阪間の所要時間はひかり4時間、こだま5 時間となっていました。開業当初は路盤が固まっていなかったこともあり、160キロの徐行運転をしていたので、最速でも4時間かかったようです。翌年から最短3時間10分に短縮されたようですね。そして、今では最短で2時間21分となっています。ちなみに、上下とも一部列車は新大阪でさらに西に向かう列車に接続していたようです。

本数はひかりこだま合わせて1日平均60本となっていました。現在は、1日平均378本、1時間あたり、片道最大17本となっています。

そして、当時は品川三島新富士掛川三河安城の5駅は設置されていませんでした。

このように開業当初の東海道新幹線は現在と比べて、運行形態、本数、所要時間で大きな違いがありました。このように比べてみるのもなかなかおもしろいと思います。

余談ですが、以前テレビ番組で当時の運転士の方がお話されていたことを紹介しますね。開業当時、最高速度210キロを楽しみにたくさんのお客さんが乗ったそうです。しかし、ダイヤは160キロで走る設定だったため、210キロで走るとかなり早く目的地についてしまうんですね。そこでその方は先輩にトンネル内でスピードを落として、トンネルを出るとスピードを上げるという方法を聞いて実践していたそうです。お客さんを喜ばせたい気持ちと余裕のあるダイヤに板挟みにされた当時の運転士さんの工夫ですね。以上余談でした!

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